26.06.22
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サッカーと腸内環境は通じるものがある!
おはようございます。医師の秋山です。 サッカーW杯が6月11日から始まりましたね。 日本は初戦でオランダと戦って2-2で引き分け、そして昨日の第2戦のチュニジア戦は、4-0と快勝しました!どちらもリアルタイムでテレビ観戦しましたが、やっぱり国の威信をかけた真剣勝負は面白いですね。優勝目指して頑張って欲しいです。 実は私は学生時代にサッカーをしていました。その影響もあり、スポーツの中ではサッカーが一番好きです。試合を見ても分かる通り、サッカーは心身ともに非常に消耗が激しいスポーツなんですよね。 普段は仲の良いチームメイトも、ひとたび練習となれば、激しく体をぶつけて競り合ったり(サッカーの業界用語で「削る」と言います)、今のはこういうパスが欲しいとか、ドリブルで攻め上がって欲しいとか、自分の考えをずっと言い合っています。エキサイトして喧嘩になることなんか日常茶飯事です。 それは練習中だけでなく、試合中もそうです。サッカーの試合中って、お互いを励まし合うことよりも、味方同士で意見をぶつけ合い、時には胸ぐらを掴んで喧嘩したり、鼓舞しながら試合をしている時間帯の方が多いです。 そんな激しいスポーツですが、そうしないと、強いチームにはなれません。仲良しこよしでサッカーしてても、誰か1人だけが上手くても、絶対に相手チームに勝つことはできません。 つまり、普段の練習だけでなく、試合中もチームメイトと競争し、喧嘩し、切磋琢磨することで強いチームになっていくんです。 「強いチームには常に競争がある」というわけですね。 W杯を見ながら、昔サッカーをしていた頃を思い出していたら、以前読んだ面白い論文を思い出しました。 2026年2月に発表された腸内細菌に関する論文報告です。 Corral López R, et al,” Imbalance in gut microbial interactions as a marker of health and disease” Science. 2026 Feb 26;391(6788):890-895.doi: 10.1126/science.ady1729. Epub 2026 Feb 26. この論文の内容を簡単に説明すると、 腸内細菌叢の生態系は大きく2つに分かれるとのことでした。 ①腸内細菌同士がエサを奪い合っている「競争社会」 ②ある特定の菌同士が助け合って連携している「協力社会」 みなさんはどちらが健康的な腸内環境だと思いますか? 実は、①の競争社会の方が、健康的な腸内環境だということなんです。 そして、②の協力社会の方が、病気と関連していたということでした。 つまり、結論を一言で表すと、 「病気に負けない強い腸内環境には常に競争がある」 ということです。 先ほど 「強いチームには常に競争がある」 という話をしましたが、ここでようやくサッカーと腸内環境が繋がりましたね! 「サッカーと腸内環境は通じるものがある!」という理由がここにあります。 でも不思議ですよね。なんとなく「協力社会」の方が健康そうに感じますよね? 実は、この協力社会というのは、少数の種類の菌が協力しているだけが手を組んで、利益を与えながらどんどん勢力を増やしていき、最終的にはその他の菌を排除してしまうとのことなんです。 つまり、仲良く共存しているのはある一定の種類の菌だけであり、腸内環境という大きな社会で見ると、実は病的な環境になっているということでした。 非常に興味深いですよね。 「腸内環境は、腸内細菌がお互い仲良く協力し合う方が健康である」 という考え方は捨てた方が良いのかもしれません。 腸内環境もサッカーと同じで、お互い競争しながら、自分を高めていくのが健全なのでしょうね。 それにしてもサッカーと腸内環境がこんなところで結びつくとは思いもしませんでした。 そんなことを考えながら日本代表を全力で応援したいと思います、。 それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

























