26.08.12
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食後の血糖値上昇を抑える意義って何?
こんにちは、医師の中島です。 お盆ですね。 お仕事の方も多いかと思いますが、連休の方は普段より色々なものを呑み食いする機会が増える時期です。そんな折、食後の血糖値上昇なんて考えてられない、、お気持ちは分かりますが、普段から食後の血糖値上昇を防ぐための「食べ順」を習慣化させましょう。 前回からのお話です。 そもそも、なぜ食後の血糖値上昇を気にする必要があるのでしょうか。 糖尿病の人は、「脳梗塞」や「心筋梗塞」、重症化すると失明にいたる「網膜症」や透析にいたる「腎症」といった合併症リスクを下げるために、血糖コントロールが非常に重要なのは納得しやすいですね。 では、糖尿病ではない人にとって、血糖管理はどのような意味を持つのでしょうか。 実は、「血糖値を抑えることが直接的に糖尿病や肥満を予防する」という明確な科学的根拠はまだ十分に揃っていません。テレビなどで「血糖値スパイクが危険だ」と言われることもありますが、本当に安全な数値の基準も明確ではありません。 とはいえ、「だから血糖値を気にしなくていい」という話にはなりません。急潡な血糖値上昇は有害物質の活性酸素を発生させ、血管を傷つけます。その傷を修復する働きで血管の内側の壁が厚く硬くなり、血栓で血管が詰まりやすくなります。詰まる位置が心臓に栄養を供給する血管なら心筋梗塞に、脳の血管なら脳梗塞を発症することになってしまいます。 そのため、糖尿病ではなくても「食べ順」による食後の血糖管理は重要といえますね。 さらに、肉や魚を先に食べる「食べ順」は、肥満を予防することで、間接的に糖尿病を予防しうるとも考えられています。そのカギとなるのが、私たちの消化管から分泌される「インクレチン」というホルモンです。 肉や魚に含まれるタンパク質や脂質をご飯などの炭水化物の前に摂ることで、このインクレチンが多く分泌されます。インクレチンには、「GLP-1」と「GIP」の2つがあることが知られており、膵臓からのインスリン分泌を増やすことで食後の血糖値上昇を予防します。 さらに、「GLP-1」は胃の動きを緩やかにするため、食べ物が小腸へ移動する時間が遅くなり、糖の吸収が穏やかになります。 同時に、「GLP-1」は脳に働きかけて、それほど量を食べなくても満腹感が得られます。結果として、適量を超えて食べすぎがなくなるため肥満が是正され、間接的に糖尿病の予防につながると考えられています。 では、肉や魚、卵や大豆製品などを食べた後、どれくらいの時間が経って炭水化物を摂ればいいのでしょうか? 答えは、、5分です。 ぜひ、このお盆期間から実践してみてください。 詳しくは次回、お話していきますね。

























