26.08.24
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この胃薬を飲んでいる人は要注意!マグネシウムが下がります!
おはようございます。医師の秋山です。 今日は、胃薬の副作用の話をしたいと思います。 今年の7月14日に、厚生労働省から胃薬の添付文書の改定指示が出ました。 PPIやP-CABなどの消化性潰瘍治療薬の「重大な副作用」および「重要な基本的注意」の項に、「低マグネシウム血症」が追加されたんです。 PPIは、オメプラール、ネキシウム、タケプロンなどに代表される薬であり、 PCABは、タケキャブが代表的な薬です。 いずれも非常に効果が高い胃薬であるため、我々医師もよく処方しています。 これらの胃薬を飲んでいると、食べ物やサプリメントから摂取したマグネシウムが小腸で吸収されにくくなるため、低マグネシウム血症になるとのことでした。 低マグネシウム血症の有名な症状としては、不整脈、筋肉の痙攣、脱力感、しびれなどです。 私はこの「低マグネシウム血症」が重大な副作用で追加されたと聞いた時に、ビタミンDのサプリメントを飲んでいる人は特に気をつけて欲しいと思いました。 なぜかというと、せっかくビタミンDのサプリメントを飲んでいても、体内のマグネシウム濃度が低いと、ビタミンDの効果が低くなるからなんです。 なぜビタミンDの効果が低くなるかというと、 マグネシウムは、体の中で起こっている沢山の代謝の補酵素として必要なミネラルですが、その補酵素としての機能の1つとして、不活性型ビタミンDを活性型ビタミンD(1,25-ジヒドロキシビタミンD3)に変換するのにマグネシウムが必要と言われています。 我々がサプリメントで飲むビタミンDは、不活性型ビタミンDです。これが各細胞において、活性型ビタミンDに変換されることによって、ビタミンDが作用することになります。 マグネシウムが不足すると、不活性型ビタミンDから活性型ビタミンDへの変換ができなくなるため、せっかくサプリメントを飲んで、ビタミンDの血中濃度をあげても、効果が出ないことがあるというわけです。これはもったいないですよね。 それでは、これらの胃薬を飲んでいる場合、低マグネシウム血症の予防法はあるのでしょうか? 一番手っ取り早いのは、胃薬をやめることです。自覚症状は特にないのに、漫然と毎日飲んでいるケースがあります。一度主治医の先生と相談してみましょう。 胃薬をやめることができない場合は、マグネシウムを食べ物やサプリメントから補充することをおおすすめします。 マグネシウムを豊富に含む食べ物としてはナッツ類、枝豆、豆腐、納豆、玄米、海藻類などがあります。 特に納豆1パックでマグネシウム約50mg、玄米ご飯1杯でマグネシウム約50mgが摂れます。 玄米ご飯に納豆をかけて食べれば、これだけで約100mgのマグネシウムが摂れますのでおすすめです。 ちなみに、便秘の薬で「酸化マグネシウム」がありますが、これを飲んでいてもマグネシウムは数%程度しか吸収されないので、マグネシウムの補充にはほとんどなりませんので気をつけてください。 以上、胃薬と低マグネシウム血症の話でした。 それでは今週も頑張りましょう。クリニックでお待ちしております。

























